文京あじさい祭り

文京区には五大花祭りというものがあり、そのひとつが白山神社のあじさい祭りである。梅雨とはいえ、晴れて日差しがきつかったので日焼けと汗を極端に嫌う私は、夕方になってからあじさい祭りへ足を運んだ。

Dscf5556

祭りと言うので模擬店などがにぎやかに催されているのを想像したのだが、時間がすでに遅いのか(18時)もうテントにもだれもいない。

Dscf5555

こんなものなのか、と思いつつせっかく来たので鳥居の下の案内図にあった順路で境内を歩く。

Dscf5559

まず目に付いたのがあじさい富士。色とりどりのあじさいの鉢植えが段違いにおかれている。高さを出して富士に見立てているが、どちらかというとピラミッドに近い。

Dscf5554

人もほとんどおらず、期待したような祭りの喧騒は全く無いが、さすがに約3000株あるというあじさいは見事に咲き誇っている。

Dscf5547 Dscf5560 Dscf5546_2 

模擬店などがあると食べることに熱中してしまうので、このほうがゆっくりあじさいが見られていいのではないかと思ったり。

Dscf5548  Dscf5549

そして、お賽銭箱の隣になぞの箱。

Dscf5552

白山神社は歯の神様として信仰を集めていたらしく、虫歯の痛みの緩和によく効くらしい。あじさい祭りでは歯ブラシ供養も同時にやっているそうだ。

Dscf5550

白山神社にはそのほかにも不思議なものがあって、

Dscf5558

丸くくりぬかれた石。なにか意味があるのだろうけど。

Dscf5557

植木が鳥の形にわざわざ剪定してあるし。

Dscf5561 Dscf5562

花の色はその土が酸性かアルカリ性かによって決まるんだよ、という薀蓄をつれに話しつつ、あじさい祭りは、祭りと言う感覚も無く、たんなる散歩のような感じで終了。A.イリー

あじさい祭り
平成20年6月7日(土)~15日(日)
白山神社(03-3811-6568 / 文京区白山5-31-26

| | コメント (0) | トラックバック (0)

柳麺 ちゃぶ屋

文京区とラーメン。なんとなく結びつかなさそうであり、「文京区→学生→ラーメン」と結びつきそうでもあるこの両者。文京区には近年のラーメンブームにて紹介される店も結構たくさんあり、激戦区というわけではありませんが個性的な店が各地にあります。これから有名店を中心に紹介していきたいと思います。

まずは護国寺にある『柳麺ちゃぶ屋』。外からはわかりにくい位置にあり、丸い木の看板しか見当たらないので、一見すると喫茶店のようです。

Dscf5077

中も落ち着いた作りでとてもラーメン屋には見えません。座席数は標準ですが、奥の厨房と製麺所?がガラス貼りになっていて、広く清潔な印象です。ガラス越しに見える厨房の調理道具なども整然と並べられています。カフェでコーヒーカップやエスプレッソマシンを眺めるような感覚に近いでしょうか?

頼んだのは「ザルらぁ麺」(つけ麺)と「葱らぁ麺」。ラーメンの方は三味線のバチのようなどんぶりの独特な形状が目をひきます。味は創業当時に出していた1996年式の醤油風味で、店内の印象同様派手さはないけど落ち着いていて、でも単純な懐かしさだけではない個性も感じられる一杯です。「ザルらぁ麺」はその名の通りザルの上に麺が出されて涼しげ。醤油の濃厚な味わいで、ミニスープもつきます。なお夜営業では2007年式の醤油味という別の味が出されているそうで、今度そちらの方も訪れてみたいと思います。

内装からどんぶりの形までラーメン屋らしくなく、カフェでデザートを、というような気分でラーメンを食べられる面白い店です。38

柳麺ちゃぶ屋:音羽1-17-16

| | コメント (0) | トラックバック (0)

鳩山会館

苗字から受けるイメージというのがある。田中であればなんとなく朴訥とした人物を想像し、澤田であればおシャレでどこかすかした細身の男性だ。

鳩山という苗字は政治家の鳩山兄弟しか知らず、そのため鳩山といえばすぐに彼らを想像してしまうのだが、もし彼らを知らなかったとしても、苗字それ自体に気品や洗練された雰囲気がある。「鳩=平和の象徴」という概念もあることからか、白、クリーンなイメージがつきまとうし、清らかさとセレブ感を同時に他者に抱かせるのだから政治家としてこの苗字(鳩山)はまさにうってつけなのかもしれない。それぞれの実際の人物像はともかく。

Dscf5081_2

かつては音羽御殿と呼ばれた鳩山会館。正面の門から御殿へと続くスロープはそんなこちらの期待を裏切ることなく、とにかく長い。これから特別なお屋敷を訪問するんだと、数多くの人が車の後部座席に座りながら窓の外の桜を眺めたことだろう。その先にある洋館のクラシカルな意匠は細部にまで凝っており、その名のとおり鳩をモチーフにしたものも多い。

Dscf5084_2 Dscf5083_2

補修工事をしてかなりきれいに復元させたということだが、応接室(サロン)など存在しない家で育った私にとってこの邸宅は、人が暮らしを営んでいた住宅というよりスタジオセットのようだ。実際、ゴシックロリータ系の雑誌に鳩山会館は記念撮影にいいと掲載されたようで、非常にそのことを重く受け止めた会館はその後ゴスロリ・ロリータ系の服装をした人の入場を拒否しているらしい。

Dscf5082_2

展示内容は当然だが鳩山一族(一郎、薫、威一郎)の功績をたたえるものとなっている。書棚には故人の愛読していた本が並べられており、そんなものは読んでいた書物の一部にすぎないのだから人に見られて恥ずかしくない本棚というものを演出的に作っているわけで、こういう展示の場合、男性でそして知識人クラスになると必ずといっていいほどドストエフスキーがあるのだが、ここもまたしかり。

こういった屋敷を見学して思うことは、自分がもしここに住んだらどんな生活を送るのだろうかと妄想する程度の浅はかさで、たとえば鳩山家に嫁入りしたら、礼儀作法も教養も無いから散々姑にいびられるのだろうなと安っぽい想像をするのが、鉄道マンの娘である私の限界なのであった。 A・イリー

鳩山会館:音羽1-7-1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

聖橋

高校三年生の時に東京に初めて来ました。夜行の終点東京から中央快速線に乗り、名前としては知っていた御茶ノ水の駅に電車がすべりこんだとき、窓の外が暗くいので地下に入ったのかと勘違いしたのですが、その暗くどんよりした雰囲気が東京最初の印象として今も心に残っています。

2008_0217_151200aa

御茶ノ水駅を降りて目の前の橋(御茶ノ水橋)を渡ります。なぜかいつも目に付くのが、壁にいくつも室外換気扇がぶら下がっている、まるで軍艦みたいな東京医科歯科大学の研究棟らしき建物。神保町方面からやって来るとこの前がT字型の交差点になっていて、この交差点の前まで来ると、後ろ背の高い別の研究棟とともに妙な圧迫感で迫ってきて、それが軍艦のような怪しさを余計高めています。人目につく交差点側に、あえて建物の裏側の汚い部分をもってくるというのはなかなか現代の建築物ではないでしょうからかえって貴重な気がします。

2008_0217_150657aa

その交差点を右に曲がります。同じく東京医科歯科大学の建物に遠めでも分かるきれいなレリーフがあります。後で調べたら診療・教育・研究という大学の理念を表す三つの歴史的モチーフが使われているそうです。目の前にあるのが聖橋です。

2008_0217_150943aa

聖橋は「湯島聖堂」と「ニコライ堂」を繋いでいる橋ということで「聖橋」という名前になりました。京都タワーなどを手かげた建築家山田守の作品だそうで、JR、神田川、脇の道路の三つを越え、そのうち神田川を越える部分がアーチ橋になっています。

2008_0217_150401aa

聖橋から東を見ます。神田川と道路の間に地下鉄丸の内線が通っています。川面ぎりぎりです。遠くに見える電気街と、手前の川沿いに建つ船着場を思わせる建物群、そして二つの線路と風景が幾重にも塗り重なっていて見飽きません。

2008_0217_151509aa

最後に、御茶ノ水橋から見た聖橋。両側に高い建物がたって、御茶ノ水駅のあたりが暗く見えます。川側の車窓を見ていたら東京最初の印象も随分変わったものになったかもしれません。 38

| | コメント (0) | トラックバック (0)

湯島聖堂

2008_0217_152658aa_2

聖堂というとキリスト教のイメージが強いのですが、もともとは儒教の創始者である孔子を祀る霊廟(孔子廟)として江戸時代に徳川綱吉将軍が建てた建物です。孔子廟は中国では「聖廟」とも呼ばれるそうで、そこから綱吉はこの建物を「聖堂」と名づけました。

2008_0217_152306aa_2

立派な孔子像です。高さが世界一らしい。

訪れた日はあいにく堂内は工事中でしたが、大成殿(一番上の写真)は土日のみ内部を開放しているようで、運よく入ることができました。孔子やその弟子たちの肖像画などの展示物もありましたが、なぜか売店もあり、その中にずっと探していた文京区の行事カレンダー(800円)が販売していたのが思わぬ収穫でした。

2008_0217_152052aa_2

聖堂周辺の三つの坂を総称して昌平坂といいます。孔子の生まれ故郷である昌平郷という土地の名前が由来になっています。聖堂の敷地の一部に、幕府の最高学府として名高い昌平坂学問所もありました。明治維新後はこの地に東京師範学校・東京女子師範学校などが建てられるなど、近代教育の中心として発展していくことになりました。現在のアカデミックな文京区の原点がこの地にあるといえるでしょうか。 38

湯島聖堂:湯島1-4-25 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

FIRE HOUSE

2008_0210_132350aa_4

文京区にはなぜかハンバーガー屋さんが多い。それもマクドナルドのようなチェーン店ではなく、本場アメリカンスタイルの本格的なハンバーガーです。この店はその中でも特に有名らしいです。確かにひっきりなしにお客さんが入り行列もできていました。

ハンバーガーはスタンダードなものから、てりやきのような日本風にアレンジされたものまで。といっても味は本格派。バンズがさくっとして意外とあっさりしています。ボリュームもあるので食べたあとの満足感も抜群!付け合せのポテトは一つ一つが大きくて食べ応えがあり、ピクルスもビッグサイズで箸?休めに最適です。カウンターだと目の前でビーフを焼いている様子が見られてさらに楽しいでしょう。

店から半径2.5km以内であれば自宅・職場デリバリーもやってくれるそうなので、本郷付近の方はランチにいいですね。今度は他のハンバーガー屋さんにも行って食べ比べをしてみようと思います。 38

FIRE HOUSE:本郷4-5-10

| | コメント (0) | トラックバック (0)

文京ふるさと歴史館

2008_0113_162222aa_3

文京区の歴史・文化をさまざまな映像や展示でわかりやすく紹介しています。

文京区の地形は四つの川(神田川、小石川、藍染川、弦巻川)と、それを覆う四つの台地(本郷、白山、小石川、関口)によって構成されています。坂がいたるところにあるのはこのためです。ただし神田川以外は今では暗渠化されています。

歴史的には江戸時代以前はあまり人も住んでいなかったようで、江戸時代でも今のような「都心」ではなく、江戸城を囲む中心部からのびる日光街道・岩槻街道沿いに商店などが立ち並ぶ「郊外」といった雰囲気であったようです。明治に入り急速に近代化が進むと、出版・医薬品を中心に会社や工場・住宅がつくられるようになり、都心としての性格を強めていきました。また文人が多く住むようになり、文化の町としての個性もこの頃から出てきたといえます。

このような文京区の歴史的な位置づけを映像でわかりやすく学ぶことができます。入った最初のところに映像コーナーがあるのですが、夢中で見ていると30分もたってしまいました。展示類も充実しており、特に江戸時代岩槻街道沿いで賑わった駒込土物店(江戸三大青果市場の一つ)を再現した模型があり、近くに住んでいるので当時はこんなに活気があったのか、今でも八百屋が一軒あるけどあれは当時の名残なのだろうか、といろいろ想像をふくらませて楽しく見ることができました。

他に面白かったのが、区内の主な交差点を1年ごとに定点撮影した写真データを閲覧できるサービスです。最近できたようにみえるチェーン店が実は20年前からあったり、建物に毎年少しずつひびが入っていったりといろいろな発見があります。少しずつではあるけど昔の風景が今慣れ親しんでいる現代の街並みに変わっていく様子を見ることができます。

結局2時間近く滞在してしまいましたが、これだけ楽しめて入館料はたった100円!散歩ついでに住んでいる町の勉強はいかがでしょうか。 38

文京ふるさと歴史館:本郷4-9-29

| | コメント (0) | トラックバック (0)

エンゼル

エンゼルは手作りのパイ店です。東京カテドラルの近くにあり、帰り道に偶然見つけました。看板のパイ専門店という文字に惹きつけられます。

Dscf4722

木製のメニューリストにずらりと書かれたパイの種類はなんと約60種類。予約制の持ち帰りがほとんどですが、それにしてもすごい数ですね。その中でもミリオネアーパイというのが気になったのですが、どんなパイなのでしょうか。

エンゼルはとても小さなお店ですが、キッチンで店主が小麦粉をふるいパイを作っている姿が見え、手作りのほっとする安心感があります。なんでも四十年余りパイを焼き続けてらっしゃるようです。

Dscf4728 Dscf4729 Dscf4730

持ち帰りで店名がついているエンゼルクリームパイ、チーズパイ、アップルパイを購入しました。

見た目どおりのホームメイドの素朴な味ですが、私はアップルパイが一番美味しいと思いました。A・イリー

エンゼル:目白台1-24-11

| | コメント (0) | トラックバック (0)

東京カテドラル聖マリア大聖堂

世界的にもユニークな教会建築として知られる東京カテドラル聖マリア大聖堂です。

Church1

この教会はもともとは木造のゴチック式建築だったそうですが、東京大空襲で消失し、丹下健三氏の設計により、昭和35年(1960年)に起工、昭和39年(1964年)12月8日落成しました。地上から見ると巨大な三角形を配置した不思議な建物としか思えませんが、じつは上から見ると十字架の形をしています。天に向かう曲線のラインやメタリックな質感は同氏の設計した代々木体育館に似ていますね。

開館中はだれでも見学、お祈りをすることができます(中は撮影不可)。内部もコンクリートうちっぱなしの壁で、ステンドグラスなどもなく、十字架もメタリック。洗礼室も現代彫刻の様な印象があります。これまでみた教会とは全く違うモダンでシンプルなところが特徴的でしたが、カトリックの教会がこれほど洗練された新しい建築を受け入れたというところにも着目すべき点だと思います。

Church3

教会の前にある鐘塔です。一見平らに見える四面もじつはねじれてるという、これまた現代彫刻ですね。訪れた時間がちょうど午後5時でしたが、残念ながら鐘はなりませんでした。東京カテドラルのホームページを見ると、この鐘の音を日本的な鐘の音色にするのに苦心したとありますので、ぜひ一度は聞いてみたいです。

Church2

敷地内にはマリア像を掲げているルルドの洞窟もありました。こちらはいたって普通ですね。明治44年(1911年)に作られたらしく、もし丹下健三氏の着工後にこちらも作られていたらどんなものになっていたでしょうか。

Church4

大司教館の建物。関係者以外立ち入りができないので遠くから撮っています。かなり古く趣のある建物ですね。個人的にこういった古い西洋式建築も好きです。

東京カテドラルはカトリックの教会ではありますが、建築や現代アートに興味がある人にとってもとても面白い所だと思います。また信者でなくとも結婚式もあげることができるそうなので、だれかここでやってくれないかなと期待しています。 A・イリー

東京カテドラル聖マリア大聖堂:関口3-16-15

| | コメント (0) | トラックバック (0)

文京シビックセンター

高層ビルなどが少ない文京区の中で、ひときわ目立つ背の高い建物が文京シビックセンターです。
Dscf4459
文京シビックセンターは、その名の通り文京区民のための建物と言っていいでしょう。転居届け、住民票の写し、などが必要な場合、文京シビックセンターに文京区民は行くことになります。
Dscf4458
さて文京シビックセンターの25階は展望ラウンジになっています。公的施設の展望室とあって入場は無料。展望室から西の方角をみると、新宿のビル街。晴れている日は富士山までみえるらしく多くの素人(と思われる)中年フォトグラファーがカメラを構えていました。
デートスポットとして紹介したいところですが、訪れた時間帯が平日の夕方ということもあり、自販機の前では中学生がカードゲームなどをやっていて、しっとりとした雰囲気は残念ながらありませんでした。夜だったらもっとムードがあったのかもしれません。
Dscf4450 Dscf4451
しかし、文京シビックセンターから見える東京の下町の風景もなかなかのもの。
私の様な地方出身者はこういった高いところにあがると「東京には山がない」ということにまず驚くのですが、こちらの眺めも同様でした。
そして、ずっと遠くの町まで夕陽の色に染まっている風景を眺めていると、東京にいるんだなぁとしみじみと感じ、ふと自分のふるさとのことなど思い出したりしたのでした。A・イリー
文京シビックセンター:春日1-16-21

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«近江屋洋菓子店 本郷店